こんにちは。この記事では、 「私ってもしかして発達障害かも…？」と思ったときに、 焦らず・落ち込まず・ちょっとゆるめに理解していけるようなガイドを書いてみました。
難しい専門用語はなるべくナシで、日常感多め、そしてちょっとしたコツや工夫も交えながらお届けします。
まず、「発達障害」ってなんだろう？
ざっくり言うと、脳の特性によって「得意なこと」と「苦手なこと」の差が大きいタイプの人のこと。病気ではなく、「発達のしかたが人とちょっと違う」だけ。
代表的なタイプはこの3つ：
- ASD（自閉スペクトラム症）：こだわりが強かったり、人との距離感がわかりづらいことがある。
- ADHD（注意欠如・多動症）：忘れっぽい、落ち着きがない、注意が続きづらい。
- LD（学習障害）：読み書きや計算などに特定の苦手がある。
それぞれが単体である場合もあれば、組み合わさっていることもあります（ADHD＋ASDなど）。
✋ここ大事：「誰にでもあるよね〜」とはちょっと違う。
誰でもうっかりミスはあるけど、それが日常生活にガッツリ支障が出るレベルになると、発達障害の可能性が高くなります。
「もしかして自分も…？」と思ったときのサイン
チェックリスト風にいくつか並べてみましょう。
✅ ASDの傾向があるかも？
- 雑談や世間話が苦手。目的のない会話がよく分からない。
- 予定の変更やイレギュラーにパニック。
- 特定の分野には詳しいけど、興味のない話は右から左。
- 空気を読むのが苦手。相手の気持ちを察するのが難しい。
✅ ADHDの傾向があるかも？
- カギやスマホをよくなくす。毎朝が宝探し。
- 話してる途中で話がそれる。それて戻ってこれない。
- 気づいたら2時間YouTube見てた。なぜか掃除中に動画編集してた。
- 「締め切り前だけ本気出す」を人生で繰り返している。
✅ LD（学習障害）の傾向があるかも？
- 漢字が全然覚えられない。
- 書くのが遅すぎて授業や会議についていけない。
- 数字を見ても意味が入ってこない。計算がとにかく苦手。
👀「あれ、自分けっこう当てはまるかも…？」と思ったら、 ちょっと一息ついて、次のステップへ。
「診断を受けたほうがいいの？」問題
これ、すごくよく聞かれます。
A.「困ってること」があるなら、受けてもいいと思う。
「発達障害かどうか」そのものよりも、 **「生活で何が困っていて、それが特性由来かもしれない」**と感じたときが、 診断を受けるかどうかの目安です。
- 「仕事で同じミスばかりして怒られる」
- 「人間関係がうまくいかず、しんどい」
- 「疲れすぎて家で何もできない」
などなど。困ってることが明確なら、診断でヒントがもらえるかもしれません。
💡診断＝レッテルじゃなくて、「自分の取り扱い説明書をもらう」くらいの感覚でOK！
発達障害かも？と思ったときの【診断の流れ】
「なんか、これ自分のことかも…」と思っても、いきなり病院に駆け込むのはちょっとハードル高いですよね。 でも安心してください。流れは意外とシンプルです。
① まずは「相談」からでOK！
- 地域の発達障害者支援センター
- 市区町村の保健センター（精神保健福祉の窓口）
- 学校のスクールカウンセラー（学生さんの場合）
いきなり「病院で診断！」じゃなくても大丈夫。まずは、困ってることを気軽に話せる場所にアクセスしてみてください。
※ちなみに、ネットで「発達障害セルフチェック」って検索すると、簡易診断が受けられるサイトもあります（もちろん正式な診断じゃないけど、気づきのヒントになるかも）。
② 精神科 or 心療内科へ
「もっと詳しく知りたい」「診断を受けたい」と思ったら、次は専門の病院へ。
- 大人の発達障害を扱っている精神科や心療内科
- 発達障害外来がある病院（大きめの病院に多い）
たいていは、問診・チェックシート・日常の様子を聞く→必要に応じて検査、という流れです。
📝 ワンポイント：初診予約が「数か月待ち」なところもあるので、気になる病院があれば早めにリサーチ＆予約するのが吉！
日常をちょっとラクにする【おすすめツール】まとめ
発達障害の特性と共存するコツは、「自分に合った道具を使うこと」！
ここでは、日々の「うっかり」「ソワソワ」「うるさっ！」に効く便利グッズをご紹介します。
🧠 忘れっぽい人に：リマインダー系アプリ
- Googleカレンダー × 通知機能
- ToDoist / Microsoft To Do / タスクシュート
- リマインくん（ライン）
📣 ワンポイント：スマホのウィジェットに出しておくと、忘れ防止レベルが爆上がりします。
🕒 時間の感覚がわかりにくい人に：視覚タイマー
- Time Timer（アナログの赤いやつ）
- Time Timer Official（スマホアプリ）
📦 物をよくなくす人に：スマートタグ
- Apple AirTag / Tile / MAMORIO
👛「あれ？また財布がない！」→アプリ「ここやで」→神。
🔇 感覚過敏に：ノイズキャンセリングアイテム
- BOSE / SONY のノイキャンイヤホン
- イヤーマフ（工事現場とかで使うやつ）
- Loop イヤープラグ
✍️ 書くのがしんどい人に：音声入力・読み上げ機能
- Google ドキュメントの音声入力
- スマホの「読み上げ」機能（iOS、Androidどっちも対応）
最後にちょこっとまとめ：工夫すれば、けっこう生きていける。
発達障害って言われると、「えっ…一生ハードモード…？」って思っちゃいがちだけど、 実際は、「自分のクセを知って」「ツールで補って」「無理しない」ができれば、けっこう快適に暮らせます。
苦手を「悪い」と思わない。
自分にとっての「やりやすさ」を大事にしてOKです。
誰だって、生き方にはチューニングが必要。
そのためのアイテムと知識、どんどん使っていきましょ！
