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【音に味があるってホント?】はじめての「共感覚」体験とちょっとした配慮の話

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こんにちは!
今日はちょっと不思議な感覚のお話をしたいと思います。
タイトルにもある「音に味がある」って、意味わからん!って思いますよね。

でも実はこれ、「共感覚(きょうかんかく)」という名前がちゃんとついていて、脳の中で複数の感覚が結びつく、ちょっとレアな体験なんです。


共感覚とは?ざっくり解説!

https://www.workgame-espo.com/%E9%9B%91%E5%AD%A6/synesthesia/

共感覚は、ある感覚を受け取ったときに、別の感覚も同時に引き起こされる現象のこと。
たとえば――

  • 数字や文字に「色」がついて見える(色字共感覚)
  • 音を聞くと色や味を感じる(色聴共感覚・味覚共感覚)
  • 曜日や月に特定の色や形を感じる(時系列共感覚)
  • 痛みに色や形がつく(痛覚共感覚)

などなど、なんと150種類以上のパターンがあると言われています。

日本では人口の約3〜4%が共感覚を持っているという研究もあるそうです(関西学院大学・長田教授による報告より)。
意外と少なくないんですよね。


妻には「音に味がある」共感覚があります

うちの妻も、実はこの「共感覚」を持っている一人です。
しかも「音に味がある」という、なかなか聞きなれないタイプの共感覚を持っています。

たとえば、電子レンジの「チン」という音がミント味に感じたり、急なブザー音が「金属っぽい苦さ」を連想させたりするそうです。本人いわく「すっごく普通のこと」とのことですが、横で見ている私は毎度驚いています(笑)。


共感覚って不便?それとも才能?

結論から言うと、共感覚は「不便」というより、個性とか感性のひとつです。
アーティストやクリエイターの中には、この共感覚を生かして作品を生み出す人も少なくありません。

ただし、場合によっては感覚の過敏さとセットになっていることもあります。
うちの妻の場合は視覚的な刺激に敏感で、白い紙に黒文字のコントラストや、ローマ字表記などが苦手です(このあたりは学習障害にも通じる部分があるので、また別の記事で詳しく書きます)。


日常生活で気をつけている3つのこと|共感覚&学習障害への配慮

妻と暮らすなかで、いくつか「気をつけてること」があります。
共感覚に直接どうこうというより、「生活しやすくなるちょっとした工夫」ですね。

1. コントラストをゆるめに

白い背景×真っ黒な文字は、目にグサッとくるみたいなので、
ノートやメモを書くときは、アイボリーの紙に濃すぎないグレーの文字とか、やさしい色味のアプリ画面を使っています。

2. アルファベットは極力使わない

ローマ字表記や英単語が苦手なので、可能な限りひらがなやカタカナで表現しています。
(これは共感覚というより学習障害の特性寄りかも)

3. フォントにも気を配る

UDフォントの例

文字の形やバランスが崩れていると読みづらいそうで、
UDフォントや読みやすいゴシック体を選んでいます。見た目は地味でも、ストレスフリーで大事!


共感覚って知らないと「変わってる人」に見えるかも?

共感覚って、知らないと「何それ?」って思われがちです。
でも、これって脳の働きのバリエーションのひとつなんですよね。

特に発達障害や学習障害とセットで出てくるケースもあるので、
「おかしい」じゃなくて「そういう感覚を持ってるんだな」くらいに思ってもらえると、当事者としてはすごく楽です。


【まとめ】共感覚は不思議だけど、ちゃんと“ふつう”です

「音に味がある」「文字に色がついて見える」って聞くと、ちょっと異世界っぽいですが、
共感覚は一部の人にとってはごく普通の日常です。

無理に変えようとする必要はなくて、その人の感じ方を知って、ちょっと配慮するだけでOK
むしろ、「そういう世界の見え方もあるんだな~」って楽しめたら、それが一番かもしれません。


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ご質問や体験談があれば、コメントやSNSでぜひ教えてくださいね!
共感覚ってまだまだ知られていない世界ですが、知れば知るほど奥が深くて面白いですよ。

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