こんにちは、ござるです!
「発達障害で働くのがつらくなった」「仕事を休まないといけないけど収入が心配…」
そんなとき、【傷病手当金(しょうびょうてあてきん)】という制度が頼りになります!
この記事では、発達障害の方や精神的な不調で仕事を休むことになった方に向けて、
傷病手当金の対象者、申請の流れ、注意点をできるだけわかりやすくまとめました。
傷病手当金とは?
傷病手当金は、健康保険に加入している会社員や契約社員の方が、業務外の病気やケガで働けなくなったときに受け取れる給付金です。

✅ ざっくり言うと「お休み中の生活費のサポート」ってこと!
- 病気やケガで 連続3日以上休んだ 後の4日目から支給スタート
- 対象は 正社員・契約社員・パートでも社会保険加入者
- アルバイトや国民健康保険の人は対象外なので注意!
もらえる条件(受給要件)
傷病手当金を受け取るには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
条件 | 内容 |
---|---|
健康保険に加入していること | 社会保険(会社の健康保険)に入っている |
業務外の病気やケガである | 労災や通勤災害は対象外 |
働けない状態が連続3日以上ある | 土日祝含めてOK、有休を使ってもOK |
働けない証明が医師から出ている | 医師の証明が必要です |
※退職後に受給を続けたい場合は「退職日に出勤していないこと」「1年以上健康保険に加入していたこと」が必要です。
いくらもらえる?計算方法

支給額のざっくり計算式はコチラ!
日給の約2/3 × 日数
たとえば、月給30万円の人なら:
- 標準報酬月額 → 約30万円(通勤手当など含む)
- 日給換算 → 30万 ÷ 30日 = 約1万円
- 支給額 → 1万円 × 2/3 = 約6,666円/日
※入社1年未満でもOK。平均給与をもとに計算されます。
もらえる期間は?
支給が始まった日から 最長で1年6カ月間 受け取れます!
ただし、働けなかった日数に対して支給されるので、途中で働けるようになればそこで終了です。
申請の流れ(10ステップ)
申請はちょっと面倒…でも流れを押さえておけばOK!
① まずは3日連続で会社を休む
土日・祝日・有給休暇でもOK!
② 退職する場合は「退職日も休む」
退職日に出勤すると受給対象外になることも!
③ 健康保険の切り替え
退職後は「任意継続」or「国民健康保険」に加入。
④ 年金の免除申請もお忘れなく
収入がなくなるなら国民年金の免除申請を!
⑤ 傷病手当金の申請書を入手
協会けんぽなど、加入していた保険組合から入手。
⑥ 病院で診断書をもらう(2回目の受診)
申請書の医師記入欄をお願いしましょう。
⑦ 会社にも記入を依頼(郵送可)
直接会わなくてもOK!封筒・切手も忘れずに。
⑧ 申請書を保険組合に送る
書類がそろったらまとめて郵送。
⑨ 雇用保険の受給期間延長を申請
ハローワークで「受給期間延長申請書」を提出。
⑩ 月1回は通院して継続申請
毎月、診断を受けて申請を繰り返しましょう!
傷病手当金と失業保険の併用はできる?
残念ながら、同時には受け取れません!
でも、こんな使い方が可能です👇
- 傷病手当金で最長1年6カ月、治療に専念
- 治療が終わったら失業保険を受給して再就職活動!
最大で 約2年6カ月の生活保障 ができるわけです。
(※失業保険の受給延長手続きは必ずしておきましょう)
公務員・アルバイトは対象外?
- 公務員 → 雇用保険に入っていないため、失業保険はなし
- アルバイト → 健康保険に入っていなければ対象外
→ 自分の保険の種類は要チェック!
傷病手当金に税金はかかる?
かかりません!
傷病手当金は非課税です。安心してください。
まとめ:無理せず、制度に頼ろう!
発達障害の特性がつらくて働けない…。
でも、そんなときのために「傷病手当金」は存在しています。
💡 ポイントまとめ
- 健康保険に入っていればOK(1年以上で退職後も受給可)
- 日給の2/3が最長1年6カ月もらえる
- 退職日・申請の順番には注意
- 失業保険と組み合わせれば最大2年半の保障!
「もう無理…」と思う前に、制度の力を借りてみましょう。